秋葉山本宮秋葉神社上社

北風小僧

2010年03月30日 16:07

さて今日は北遠の中でも随一の知名度を誇る秋葉神社の紹介をしたいと思います。というか、曲がりなりにも秋葉街道ツーリズム推進センターと「秋葉」を名乗ってるんだから、一度は行っとかないとならんでしょう、やっぱり(笑)!と言うことで、まずは上社に行ってきました。

秋葉神社は、火防の神様として全国から参拝者が訪れます。実家にも秋葉山のお札が貼ってあったっけ(笑)。そう言えば全国に「秋葉神社」があるけど本家本元はどこか、と言うと、実はここの秋葉山が総本宮なんです。そもそも全国に「秋葉神社」が広がったのは江戸時代の中頃からで、「秋葉大権現」として爆発的に信仰が拡大したそうです。で、各地から秋葉神社に通じる道は「秋葉街道」と呼ばれるようになったんですね。僕たちが名乗っている「秋葉街道」は現在主に国道152号線なんですが、これも「秋葉街道」の一つにすぎなかったんだ!それにうちの町にも、よくよく見れば秋葉山の常夜灯がアチコチにあったりします。そっか、あの石灯籠って秋葉山のものだったのね(笑)。

現在、秋葉神社に祀られている神様は、火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおかみ)です。「現在」ということは、過去は違ったのか?という声が聞こえてきそうですが、江戸時代は三尺坊大権現というお坊さんが祀られていました。で、曹洞宗の別当があったそうですから、神社とお寺が一緒の敷地内に建っていたのかな?で、神社とお寺をひっくるめて「秋葉大権現」と呼ばれていたそうです。その後は明治時代の神仏分離令によりそれぞれ廃寺、廃社になったんですが、火之迦具土大神を祭神として復活しました。まさに神仏混淆と神仏分離令の間で揺れ動いた神社の典型的な見本ですね(笑)。



ここが秋葉神社の駐車場です。さすが知名度が高いだけあって駐車場が広いです(笑)。でも道中はとても全国区の神社とは思えない道でした。秋葉神社へは、国道152号線からスーパー林道に入って秋葉山を登るんですが、最初「マジこんなとこ走るの?!」と言うくらい狭い林道を上って行くんですよ。半信半疑で山道を登ることおよそ20分、駐車場が見えた時にはホントほっとしました(笑)。



境内まではずっと石段が続いています。結構長いので、周りの景色を楽しみながらゆっくりと…。途中にシカが出迎えてくれます。



山門をくぐり、境内を進むと黄金色の鳥居がドーンと立ってます!何とも派手な感じです(笑)



堂々とした拝殿です。もうちょっと古びたイメージがあったんですが、以外と綺麗なんですね。



境内下の森の中にあった輪っか…これ、お皿に願い事を書いて上から投げ、この輪っかの中を通ると願い事が叶うという「天狗の皿投げ」だそうです。もちろん試してきましたよ!結果は…願い事が叶うのはまだまだ先のようです(笑)。

秋葉山本宮、登るまでは結構不安だったんですが(笑)、実際上まで行ってみると想像以上に綺麗で驚きました。駐車場から境内までの石段は結構長いんですが、ちゃんと整備されているので苦労せずに登ることができます。秋葉山の山頂に建っているだけあって、上からの眺めは素晴らしい!天気が良ければ遠州浜や浜名湖まで一望することができます。行ったことがない方は、是非一度参拝されることをお勧めします。順番が逆になっちゃったけど、次は下社に行ってみたいと思います。

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